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コピーライターから見た日常
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林檎感性
MacBook Airを購入して10ヶ月ほどが経ちます。
この製品を買って気づいたことは、
もちろんその軽さや起動の速さといったスペック的なこともありますが、
生活スタイルまでが変わってしまったことです。

シカクが四谷に引っ越して最初のころは、オフィスで仕事をしていました。
閑静な住宅街は物事を考えるには便利で、しばらくはオフィスにこもって仕事をしていたのですが、
やはり打ち合わせの合間にも仕事をしたほうが効率がいい。

それもあって、購入に踏み切りました。
そしてWi-Fiを契約してネット環境を整えた後は、
もうほとんどスタバで企画やコピーを考える日々に。

気分によって、場所を変えながら考えるスタイルに変わりました。

Apple製品とはもう15年以上のつき合いになるのですが、
製品を買う度に、こういうライフスタイルの変化が生まれます。

それを含めてきっとこの会社や製品が好きなのでしょう。
昨日のジョブスの死はとても残念な出来事でした。

Appleの広告ももちろん、大好きです。

海外の広告で最も好きなコピーを1つ挙げてくださいと言われたら、
間違いなくAppleのThink Differentの広告コピーを挙げると思います。


クレージーな人たちがいる。

反逆者、厄介者と呼ばれる人たち。

四角い穴に、丸い杭を打ちこむように

物事をまるで違う目で見る人たち。

 

彼らは規則を嫌う。彼らは現状を肯定しない。

彼らの言葉に心をうたれる人がいる。

反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる。

しかし、彼らを無視することは誰もできない。

なぜなら、彼らは物事を変えたからだ。

 

彼らは発明した。創造した。人の心をいやし、奮い立たせた。

彼らは人間を前進させた。

彼らは人と違った発想をする。

そうでなければ、何もないキャンパスの上に

芸術作品は見えてくるだろうか?

静寂の中に、今までにない音楽が聞こえてくるだろうか?

 

私たちは、そんな人たちのために道具を作る。

クレージーと言われる人たちを、私たちは天才と思う。

自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが、

本当に世界を変えているのだから。

 

Think different  


この広告は、スティーブ=ジョブスの生き方そのものだったのではないでしょうか。

この次に出るApple製品がどのような変化を見せるのかによって、
今後のApple社のイメージは大きく変わってくるでしょう。

今や、iMac、MacBook、MacBook Air、iPod、iPad、iPhoneに囲まれて生活する日々です。

持つことで喜びを得て、持つことで気分が高揚し、持つことで誇らしい。

そういう製品は、日本ではなかなか見つかりません。
好きな車に近い感覚。

製品としての完成度の高さは言うまでもないのですが、
Appleのデザインは、冒頭のAirを得た時の変化のように、
その生活や仕組みにまでが同時にデザインされていることです。

パソコンから設定をほぼなくし、
パソコンから説明書をほぼなくした。

それがMac普及の最大の理由だと思います。
よく「熱狂的な信者」がいると言われるAppleですが、
今やApple製品は「熱狂的な大衆」を得ることに成功しました。

消費者がもっとも困っていた「専門性」を排除することで、
パソコンがテレビと同じ(あるいは地デジ時代のいまのテレビより簡単かも)くらいの
簡単で便利な製品へとシフトしたのです。

難しい工業製品に、「直感」という、ビジネスに結びつきにくい「感覚」を利用した
その功績はとても大きいと思います。

理論を積み上げてできあがる製品ではなく、
こんな製品があればいいよね、という視点から生まれる製品の強さを知っている会社。

いいアイディアは、とてもシンプルなものだ、とはよく言われることですが、
それを製品を通じて教えてくれました。

おかげで、会社員時代に使っていたWindowsには、もう戻れない体になってしまいました。

これからの製品がどうなるかはまだわかりませんが、
より「感覚的に」操作でき、「心地よさ」や「楽しさ」を与えるような製品の誕生を、
Appleに期待しています。

偉大な先駆者を失うと、多くは「会社」として「集団の力」に頼ろうとするものです。
そしてその先駆者のDNAは徐々に薄れていく。
集団の力は強いのですが、個性を消す方向に働くことが多いのも事実です。

HONDAが小さなTOYOTAに見えてしかたない今日このごろ。

AppleがMicrosoftにならないように、
ジョブスという先駆者を継ぐ偉大な後継者の誕生を祈るばかりです。
posted by 原 晋 | 16:50 | 広告 | comments(0) | trackbacks(0) |
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