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コピーライターから見た日常
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セブンフレッチェ

佐々木さんはというか、サントリーはというか、
BOSSの「ゼロの頂点」のCMがすごいのです。

パワーが。

完全に映画の予告だと思って見てたのですが、完全にCM。
制作費をタレント2人+コシノジュンコに集中した分、
それはそれで好きだった「食後の余韻」シリーズなどよりも、
他の部分にお金を掛けることができたのか。

日本では実現しにくいくらいのまばゆいクオリティ。
ネーミング、パッケージ、企画、音楽、演出、衣装、印刷まですべて。


グラフィックだけでもこのクオリティ。
そしてCMはその「ゼロの頂点」とは少し離れて見える世界観が、この続きを気にさせます。

もうWEB上では全編公開されてるんじゃないかと思って見てみると、
全編も何もないのか、この先がどうなるのか、続きはWEBでなんて小さなこと、
この佐々木がやると思ったかというように、何にもない。

今後どうなるかという全体の気になるストーリーが多少書いてあることと、
コシノジュンコが商品についてちょっとだけしゃべらされてるのが見れるくらい。
しかもそれさえけっこう面白い演出。

久々に見た圧倒的な広告です。
グラフィックもすばらしいですけど、これはコンセプトがしっかりしていて、
そしてそれを受け入れるクライアントがすばらしいからでしょう。

この案を通せるほうもバケモンですが。

しかし商品と関係ない。
関係ないんだけど、関係ないところに見えてやりきってるところがすごい。
飲みたくなるかどうかわからない。
でも気になることはメチャクチャ気になる。

自動販売機の少ないサントリーのことだから、コンビニに寄らない限りは出会わないでしょう。
ティザーのCMの時に買ったし、飲んだけどもう味とかもよく差がわからないし、
本当は機能性商品だということでもあるのだから他の文脈で語る可能性もあるんだけど、
それでいてこの商品でこの広告が今の自分に考えられたかというと、敗北感に満ちる。

しかしネーミングがとても好きだ。

ホームページは、「シーズン2公開初日」の今日、
すでに2000近いfacebookの「いいね!」を獲得しています。

CMを投下すること以外の仕掛けはないのに、アイディアだけで話題を作れています。
ホームページのアクセス数も、もう大変な数値になっていることでしょう。

さて、2月も終わりになりました。

また今年もTCCの審査の季節がやってきて、あいかわらず思うのは、
こいつらと戦うのか、ということです。

審査委員長の仲畑さんはいつも、
「どんなに小さな1本のコピーでも、もしそれがビッグキャンペーンのコピーだったら、
 そのコピーの効果はどうなるのか、という想像力を働かせて審査してほしい。」
と言っています。

もし「顔、上げよう。」というコピー


が、BOSSじゃなく、宇宙人ジョーンズじゃなかったらどういう評価なんだろう。
とも思うのです。

でも今年もまたこのどでかいキャンペーンの前に、
犬のお父さんや宇宙人ジョーンズやドラえもんの前に、
そのすべてをやってる佐々木さんの前に、自分の仕事が小さく見えるんだろうな。

今年のCMの応募数7本。
去年たくさんあったラジオがなかった分、減ってしまった。
グラフィックの応募は1ヶ月先ですけど。

7本全部の予算合わせたら、ようやくネーミングとパッケージデザインくらいできる金額になるのかな。

1年の仕事の決算のようなTCC賞の審査。
どうかちょっとでもこの「大人買い」の世界に一矢報いてください。

7本の矢でもポッキリ折られそうだけど。
検討を祈る。
posted by 原 晋 | 23:25 | 広告 | comments(0) | trackbacks(0) |
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