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コピーライターから見た日常
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兄弟と兄弟
キャプテン翼を読んでサッカーをはじめました。
いま、あのストーリーのどこから影響を受けたのかということを思い返すと、
その一つ一つの個性ある技をやってみたいと思っていたのではないかと思います。

つまり、ある意味理想の教科書になっていたということです。
ドライブシュートを真似して、オーバーヘッドキックをやろうとする。
そういう感覚が、マンガに対してあったわけです。

ですが現実は全く異なります。

しかし世の中は野球全盛。
町内会は、男子はソフトボール大会に、女子はバレーボール大会。
習い事には野球はあっても、サッカーはありません。

福岡県は特に野球が盛んだったからかもしれませんが、
サッカーの影響はどこにもありませんでした。

だから、テレビは野球。
プロスポーツも野球ファン。
ですがやることはサッカー。

コーチはおらず、部員の中でうまいヤツが片手間で教えてくれたり、くれなかったり。
そういう中でサッカーをやってきたので、基礎もよくわからずに試合に出ていました。
当然、チームは弱かったのですが。

テレビ番組くらいはあったのではないかと思われるかもしれませんが、
番組といえば、日本リーグのヤンマーvs日産みたいな試合がNHKで放映される以外は、
楽しみはとにかく年に1度のトヨタカップでした。

海外の選手が日本に来て、時間差なく有名選手を拝める。
今年はどこのチームが来るのかが、とにかく楽しみでした。

特にヨーロッパのチームを楽しみにしていて、
プラティニやオランダトリオといったスター選手が来日することを期待しているのに、
レッドスターベオグラードが来た時には、ミランとかユーベとかが何で来ないんだ!
と子どもながらに1年待ち続けた日を台無しにされた感でいっぱいでした。

いま考えると、けっこういいチームだったんですけどね、レッドスター。

EURO 2012を見ています。
毎日、海外の生中継を見るのでいい具合に寝不足ですが、
ワールドカップやオリンピックと同じくらいプライオリティが高い大会です。

マンガなんか見なくても、こういう映像が生で見られる環境は、
子どもたちにとっては、いい教科書があってすばらしいと思います。

今日、オフィスへ来ると、大久保兄弟が「宇宙兄弟」を読んでいました。
いや、それが言いたいだけだったのですが、正確に言うと、みんな読んでいました。

いま、シカクはマンガブームで、というのも成田の旦那様が持っている「岳」を
オフィスに持ってきたことから、にわかにオフィスにそれが伝播しただけで、
もともとはそれぞれにブームを持っていたのかもしれません。

「岳」をご存知ない人のために少し説明しておくと、
昨年映画化された大ヒット作品で、山を舞台に山岳救助隊とボランティアの主人公を描いた
マンガで、つい先日雑誌での連載が終わった作品です。

登山が趣味の自分にとってこのマンガはいけません。
もう電車の中で泣いて泣いて、いけません。
ともかく山という場所ですから、そして山岳救助隊であるわけなので、
事故を描写した場面がとても多いわけなのです。

作者はアメリカの山々をいくつも登った経験を持っているらしく、
その描写は克明で、もちろん、舞台となっている北アルプス、穂高岳周辺の描き方はもっと克明です。

私自身が何度も足を運んだことのある場所ばかりが出てきて、
現実とマンガの世界が交錯して、感情を揺さぶられる場面が多いのです。

このマンガを読んですぐ、いつもパーティを組む元いた会社の同期の顔が浮かびました。
彼がロッククライミングをはじめて、冬山も行くようになったのは、
さてはこの「岳」の影響だな、と。

聞いてみると、予想通りでした。
彼は、技術が足りないから連れて行けない、と5年ほどいっしょに登りませんでした。

その間に体重を20キロ近く落とし、
体力と筋力を付け、山岳会に入って技術も磨き、一昨年復帰した時には見事な山男っぷりを
見せつけて、昨年久しぶりに二人で南アルプスに登りました。

子どもたちには本物の教科書が目の前にたくさん転がっていて、
ひょっとしたら、私がキャプテン翼を読んでサッカーを始めたような影響を、
いまは大人が受けているのかもしれません。

マンガ自体がそういう仕組みの中で描かれているというか。
あの頃マンガからさまざまな影響を受けて育った子ども世代が、
大人になってもなお、マンガから影響を受ける。

考えてみると、いちばんマンガの冊数を売りさばこうとすれば、
団塊ジュニアである我々を狙うのは当然であって、
そこに向けた何かのマンガがヒットするのは必然であるとも言えますね。

経済と切り離せない、資本主義の仕組みが常にどこかに影響を及ぼしている。
原発を切り離せない社会の仕組みと同じと考えると、
マンガみたいにポジティブに使えているのならよしとすべきでしょうか。

先日とあるお店で見つけた商品。


商品名は、「ふつうのドーナッツ」でした。

モノを売らないといけない、というプレッシャーから、どうしても店頭では
難しいネーミングや押しの強いPOPなんかが氾濫してしまいがちです。

その中で、まったく逆のセンスで名付けられたドーナツ。
バイヤーに仕入れてみようと思わせた時点でまず一つ成功。
そして、私が買おうと思った時点で二つ成功。

ふつうと言われるとちょっとおいしそうに思えてしまう。
難しく考えられた商品がいかに多いか、ということを思い知らされた商品名でした。
posted by 原 晋 | 16:24 | 広告 | comments(0) | trackbacks(0) |
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